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9月3日松濤練

平成29年9月3日の練習メニュー

13:5~13:45 基礎打ち

13:45~14:45 ダブルス練

14:45~16:38 フリー

・参加者17名(男性13名女性4名)

・久しぶりの盛況!

・割りと平均年齢高め

・残り1時間からの参加者が2名も!

参加者リスト

※他に書き残したいことがある方は掲示板・コメント等で田口に連絡ください

8月20日松濤練

平成29年8月20日の練習メニュー

13:10~13:45 基礎打ち

13:45~16:35 ダブルス練

・参加者8名(男性8名女性0名 内、中学生2名)

・前回よりは涼しめ

・戸山がOB会のため海城出身者のみの練習に

・少人数特有のゆるい雰囲気

参加者リスト

※他に書き残したいことがある方は掲示板・コメント等で田口に連絡ください

痩せる体づくり!-こうして田口は7ヶ月で8kg痩せました- その2

今回は前回投稿でするべきこと4箇条のうちの

2.炭水化物の量を少なくすること
3.炭水化物の代わりとして毎日プロテインを摂ること

を見ていきます。

まず2.炭水化物の量を少なくすることですが、日本人がエネルギー源をどのような形で摂っているのかをみますと、

20代の平均 炭水化物  脂質 タンパク質
1日の摂取量(g) 261.4 64.1 70.4
エネルギー比率 56.5% 29% 14.5%

表1:平成27年の20代のエネルギー源※1

エネルギー源の半分以上を炭水化物で賄っているのが分かります。

端的にいうと現代日本人は炭水化物(糖質)を摂り過ぎのようです。摂り過ぎると太りやすくなるだけでなく、偏頭痛や体の怠さの原因にもなるそうです。また、糖質制限食を子供に実践させて成果を収めている学習塾もあるそうです。※2

ですので田口は炭水化物の量をなるべく120g以下にするようにしようと心がけてましたが、改めて文献を読み直すと理想的には60g以下(エネルギー比率12%)に抑えたほうが良さそうです。今後さらに炭水化物の量を減らせるよう心がけてみます。

しかし単に炭水化物の量を減らすだけだとエネルギーが足りなくなります。そこで3.炭水化物の代わりとして毎日プロテインを摂ることが必要になってきます。イメージとしては

炭水化物:↓↓ タンパク質:↑ 脂質:↑

です。なので、田口は今まで食べていた白米や麺などの量を一気に減らし、代わりに運動後や就寝前にプロテインを飲むようにしました。特に大きな効果を感じたのが就寝前のプロテインで、痩せようと思った始めの頃は夕飯少し減らして代わりに寝る1時間~2時間前にプロテイン飲むだけでしたが、それでも体重と体脂肪が落ちました。

プロテインにも多くの種類がありますが、トレーニング後にはホエイプロテイン、就寝前にはカゼインプロテイン(もしくはソイプロテイン)が良いらしいです。※3

田口は近所のマツキヨで買えてしかも安いという理由でコレを買っています。ホエイとカゼイン別々に買うのも面倒なので複合タイプが良いと思って買い続けていますが、正直そこまで詳しく調べているわけではありません。プロテインについて一家言あるかたは是非連絡下さい!

次回は田口の実践している運動についての話です。ではでは。

 

※1 総務省統計局国民健康・栄養調査 の表1-1より抜粋

※2 「スーパードクターズ いま糖質制限がすごい!」より。三島塾という北九州の学習塾が糖質制限食を子どもたちに広めることで成果を収め、東京にも開講とのこと

※3 これとかその他プロテインブログ等を参考

8月6日松濤練

平成29年8月6日の練習メニュー

13:10~13:45 基礎打ち

13:45~15:00 ダブルス練

15:00~16:40 フリー

・参加者9名(男性8名女性1名 内、高校生1名中学生3名)

・暑い!!

・上野山が約1年ぶりに復帰!

・出口のシングルスにジミーと田口敗れる

・少人数特有のゆるい雰囲気

参加者リスト

※他に書き残したいことがある方は掲示板・コメント等で田口に連絡ください

痩せる体づくり!-こうして田口は7ヶ月で8kg痩せました- その1

今年の1月初め、年末年始のぐーたら生活が祟り田口史上最もだらしない体になってしまいました。

このままではまずいと思い、一念発起した結果、7ヶ月後の現在では体重と体脂肪率が大きく改善しました。具体的な数字を書きますと

1月の田口 8月現在の田口
体重 79kg 71kg
体脂肪 19%台後半 15%ちょっと

自分が思ってた以上に数値が改善して、驚いております。

では何をしたのか。具体的にするべきことは以下の4つだと考えました。

1.野菜をしっかり摂ること
2.炭水化物の量を少なくすること
3.炭水化物の代わりとして毎日プロテインを摂ること
4.有酸素運動をすること

なぜこれらのことが必要だと考えたのか、また田口がどのように実践しているのか、それぞれ見ていきます。

1.野菜をしっかり摂ること

これは世間の常識といえば常識かもしれませんが、中には巨人の村田修一選手のように「牛が野菜を食べているのだから、牛肉を食べれば野菜を食べなくてもいい」※1という独自の理論を展開する野菜嫌いの方もいると思います。

医学的に本当に野菜は体づくりに重要なのか、ということを調べるのは自分にはかなり難しかったので経済的なアプローチから野菜を摂ることの重要性を訴えようと思います。

時に皆さんは経済と肥満率の相関について御存知でしょうか。

世帯所得と肥満率の違いについて先進国においては男性はそこまで差がないものの、女性は低所得者層の方が肥満率が高くなる、というデータがあります※2。その情報ソースによれば先進国において野菜は高いため、低所得者層は野菜の摂取量が少なくなる傾向があるそうです。(男性の肥満率に差がない理由は低所得者層に肉体労働従事者が多いことなどが挙げられるそう)

つまり田口が何が言いたいのかというと、

より良い体づくりのためには食事に金を惜しんではいけない

ということです。

後述しますが、安価な食事には高糖質の食事が多いです。高くても良い食事を摂ることが引き締まった体を作ることの一番の近道だと思います。

ですのでこの7ヶ月間、田口は自宅での食事もなるべく野菜を多く摂ることを意識しています。また、外食の際にはなるべくサラダを注文するようにしています。

ただし野菜と言っても、じゃがいも・人参・かぼちゃといった糖質の多めのものよりはブロッコリー・プチトマト・アボカドといった低糖質でかつ栄養豊富な野菜がより効果的ようです。※3

次回の投稿で炭水化物を抜いてその代わりとしてプロテインを摂るべき、という話をします。ではでは。

※1 村田修一選手は横浜時代には本塁打王にも輝いたこともある野球選手。発言は2017年6月24日放送の「ズームイン!!サタデー」にて
※2 ソースを失念。「エコノミストの昼ごはん コーエン教授のグルメ経済学」だったかも
※3「スーパードクターズ! いま糖質制限がすごい!」より

田口の考える藤井四段の凄さ-終盤編-

個人的に藤井四段の発言では、「今は勝敗が偏っている状態で、いずれ平均への回帰が起きるのではないかと思っています」というのが衝撃でした。中学生の口から『平均への回帰』という統計学用語(田口は知らなかった笑)が出てくる事がまず驚きですし、自分自身を客観的に見ていることにも凄みを感じます。

ということで藤井四段の終盤について語ろうと思いますが、その前に初心者~初級者でもわかるように将棋の終盤の見方を軽く説明しようと思います。

図1:29連勝目の対増田四段戦 78手目△6三玉

図1は藤井四段が前人未到の29連勝を決めた時の終盤戦で、手前側が藤井四段です。序盤は増田四段が上手く指してペースを握ったものの中盤で藤井四段が上手く攻めの主導権を奪って反転攻勢し、この局面は藤井四段がはっきり優勢となっています。

では何故この局面は藤井四段が優勢だと田口ごときの棋力でも言えるのか。ソフトの評価値を見て言っているわけではありません。今増田四段が指したところなので手番は藤井四段です。もし増田四段が何も指してこないとしたらあと何手で増田四段の王将が詰むか考えてみましょう。

1手目 ▲3一角成

2手目 ▲6一銀

▲6四金 にて後手玉が詰み

将棋の終盤戦では詰ますまでに王手以外の手が何手必要かを数えることが極めて重要になります。図1の局面では王手以外の手は▲3一角成、▲6一銀の2手必要でした。藤井四段は図1の局面から▲3一角成と指しました。これで藤井四段は詰ますのに必要な王手以外の手はあと1手になりました。

一方▲3一角成と指された後手の増田四段は藤井四段を詰ますのに何手かかるでしょうか。

1手目 △2八飛

2手目 △8七飛成

△7八銀▲同金△同龍 にて詰み

ということで増田四段は先手玉を詰ますのに必要な王手以外の手は△2八飛、△8七飛成の2手です。ですので、もし一直線にお互いが詰まし合おうとすると、

図2:図1から一直線に攻めあった場合の仮定

図2の通り、先手の▲6四金の方が後手の△7八銀よりも1手早いので先手の勝ちになりました。ということで後手は一直線に攻め合うことはできません。

なので図1の局面で後手の考え方は、王将を逃がすなどして相手の攻めを遅らせる、守りながら相手の攻め駒を奪って詰ますのに必要な手数を減らす、守りながら攻めるという一手で二手分の手を指す、といった逆転の手を指さなければいけないのですが、少なくとも田口レベルではそんな手が全然思いつかないので藤井四段が優勢だといえるわけです。

図1の局面は比較的わかりやすい局面ですが、これ以上に複雑な局面でも藤井四段はこの終盤の速度計算がとても速く正確で、少しでもリードを奪うときっちり勝ち切る力を備えています。

終盤の基本的な考え方を見た所で、いよいよ藤井四段の終盤を具体的に見ていきましょう。やはり藤井四段の終盤を語る上で欠かせないのが20連勝目の対澤田六段戦だと思います。

図3:20連勝目対澤田六段 110手目△6七と

局面は(パッと見)最終盤で後手の澤田六段は次に△7八とや△7八銀などあらゆる詰まし筋があります。ですので、藤井四段は詰ますしかなさそうに見えますが、田口レベルでは当たり前のように詰みは発見できないですし、対局を見ている他のプロもソフトも詰みを発見できません。連勝記録もこれで終わりかと思われました。

しかし藤井四段は詰将棋選手権で小学校6年生の時から三連覇している※1 プロの中でもダントツの詰まし屋です。なのでもしかしたら…という声もある中で藤井四段は恐るべき狙いを秘めていました。

図4:120手目 △6四玉 最善の受けを続ける澤田六段

図3から王手ラッシュで10手進んで図4です。田口レベルではうっかり詰まされそうな藤井四段の王手ラッシュにも澤田六段は正確に対応し、やはり後手玉は詰まないか…となった時の次の一手が…

図5:鬼手、▲7六桂

現在の羽生三冠はどう見ても不利という局面から怪しい手を指していつの間にか逆転することから、その逆転の布石となるような手を「羽生マジック」と呼ぶことがあるのですが、この▲7六桂は完全に羽生マジックのそれだと思います。

この▲7六桂は王手なので受けなければいけません。△同金、△7五玉、△6五玉の3択ですが、この時澤田六段は時間を使い切ってしまったため1手1分以内に指さなければいけません。澤田六段は今絶好調でトッププロに引けをとらない棋力を持っていますがその澤田六段でも1分で正解を読み切るのは至難の業です。

澤田六段は△同金と桂馬を取りましたが、これがとてつもない罠でした。次に▲6七歩とと金を払われると後手の攻めが一気に難しくなるのです。

例えば△6七金とすれば次に△7八銀▲8八玉△8五飛から詰ます狙いはありますが、それには▲5五銀△7五玉▲6六金(図6)とすると、後手の攻める駒が先手玉の周りからいなくなってしまいます。

図6:△6七金が咎められるの図(△同金は▲同銀が王手、逃げても▲6七金)

ですので、澤田六段は△6七金ではなく▲5五銀を予め防ぎながら王手をかける△4六角という攻防手を放ちましたが、その後お互いに攻防手を繰り出し合う難解な終盤戦を藤井四段が見事に勝ち切りました。

戻って図5の局面では△同金ではなく△7五玉と逃げれば後手の勝ちルートだったとのことですが、この▲7六桂という手で多くの将棋ファンが藤井四段の才能を確信したものと思います(というか田口がそうでした)。

他にも語りたい棋譜はたくさんある(特に連勝が途切れた後の中田功七段戦!)のですが、とりあえず藤井四段の終盤力についてまとめると

・詰将棋がプロの中で一番速い→とにかく詰む詰まないの局面の読みが速い
・終盤の速度計算が正確無比
・羽生マジックを彷彿とさせる逆転術を既に備えている

今回の記事ではこれくらいですが、他にも

・読みが深くて正確なのでパット見危ない局面でも平気で突っ込んでいける
・一直線に勝ちに踏むこむこともあれば手堅く安全勝ちを目指すこともある多彩さ

藤井四段の凄さを語りたいことは沢山あるので藤井四段について語らいあえる人を田口は募集しております笑

今後の藤井四段の成長を楽しみにしつつ、自分も少しでも藤井四段の棋力に近づけるように将棋を楽しんで続けていけたらなぁと思います。

※詰将棋選手権は毎年1回行われているプロ・アマ問わず参加できる大会で、例年プロ棋士か詰将棋作家が優勝している中、小学生が優勝したということで将棋ファンの間で話題になった。中学生になっても藤井四段は詰将棋選手権で圧倒的な成績を収めて優勝を続けている。

7月30日松濤練

平成29年7月23日の練習メニュー

9:15~9:45 基礎打ち

9:45~11:45 ダブルス練

・参加者6名(男性5名女性1名 内、中学生1名)

・比較的涼しめ

・最近の盛況ぶりから打って変わって少なめ

・少人数特有のゆるい雰囲気

参加者リスト

※他に書き残したいことがある方は掲示板・コメント等で田口に連絡ください

田口の考える藤井四段の凄さ-序中盤編-

藤井四段に感化されて2手目を△3四歩から△8四歩に変えてみたら後手はおろか先手でも勝てなくなっている今日このごろ。

ということで、藤井四段の序中盤について個人的に凄いと思えるところを挙げたいと思います。

まず将棋の序盤、中盤、終盤ってなんだ、というところですが端的に言うと

序盤:攻めの形を整えたり、王将を攻められにくくするよう金銀などで囲いを作る段階
中盤:お互いの駒がぶつかり始め、相手の王将を寄せにいく構図を描く段階
終盤:どっちの王将が先に詰むのか計算する段階

一般的に、序中盤は大局観と呼ばれる感覚的な形勢判断の正確さが必要とされ、終盤は正確な読みが必要とされています。

過去の中学生棋士達のデビューして間もない頃は、終盤力は圧倒的なものの序中盤で差をつけられて負けることも多かったそうです。例えば羽生三冠はデビュー後すぐにいろんな棋士に勝ちまくっていましたが「序盤のエジソン」の異名を誇る田中寅彦現九段を苦手にしていました。序中盤は読みだけではなく経験がものを言う部分もあるようです。

なので、藤井四段もきっと序中盤はまだそこまでなのだろうと思って見てみたら…なんとも中学生らしからぬ完成度の高い序中盤を見せ続けてくれています。

では具体的に見ていきます。まずは藤井四段のデビュー初戦の対加藤一二三九段戦です。

図1:対加藤九段戦35手目の局面

手前側が加藤九段、奥の側が藤井四段です。藤井四段がどのような戦法を選ぶかは予てより注目されていました。というのも加藤九段は序盤の戦法によって勝率にかなりの差があるタイプだからです。加藤九段の弱点の四間飛車を採用するのかそれとも…という中で選んだのが加藤九段が最も得意とする「矢倉加藤流」を受けて立つ、というものでした。

加藤九段も引退間近だったとはいえ矢倉加藤流に関してはまだまだ若手の有望株数人に勝っているほどの強さを持っているだけに危険な選択に思えましたが、序中盤を上手く指し回し徐々にリードを奪って結果は快勝。この後も敢えて相手の得意戦法を受けて立つような序盤が何局か見られることから、連勝記録で周りが騒ぐ中でも当の本人は目先の勝ち負けにこだわらず自身の棋力向上を第一に考えているのではないかというように見えます。

図2:藤井聡太四段炎の七番勝負 対羽生善治戦27手目▲4五桂

一方、こちらは藤井四段の対羽生善治三冠戦です。今度は手前側が藤井四段です。

局面は藤井四段が▲4五桂と跳ねた局面で、昔はこの早い段階で桂馬が跳ぶと「桂の高跳び歩の餌食」という格言もあり、よくないとされていました。が、将棋ソフトの影響で人間の間でもよく指されるようになった手です。

今ではこの▲4五桂と跳ねる手が優秀だと認知されているので、羽生三冠が藤井四段の攻めを受けて立ちましょう、ということだろうと思われます。公式戦ならば羽生三冠はもっと本気で勝ちに来るだろうと思われるのでこの序盤にはならないと思いますが、とはいえそこから藤井四段がソフトかと見紛うような完璧な序中盤の指し回しを見せて優位を築き、羽生三冠の力を出させる前に勝ちきってしまいました。この羽生三冠戦以外にも藤井四段は将棋ソフトの推奨手との一致率がかなり高いことが知られています。

さぞや小さい頃から将棋ソフトに触れ合っていたに違いないと思いきや、将棋ソフトで研究し始めたのは1年ほど前というのだから驚きです。この1年間かなりの時間を将棋ソフトとの研究に割いていて且つ物凄く高い記憶力で覚えているのだろうと推測できます。

以上をまとめると、藤井四段の序中盤の凄さは

・目先の一勝にとらわれず相手の得意戦法を堂々と受けて立つ精神の強さ
・将棋ソフトネイティブ世代
・昔ながらの矢倉も最先端のソフトの将棋も指しこなす研究量と記憶力
・中学生らしからぬ完成度の高さ

次回は藤井四段の真骨頂とも言える終盤力についての考察をしたいと思います。

7月23日松濤練

平成29年7月23日の練習メニュー

13:00~13:40 基礎打ち

13:40~15:00 ダブルス練

15:00~16:40 フリー

・参加者17名(男性16名女性1名)

・天気が悪く、前回より暑さは厳しくなかった

・それでも暑いので凄く痩せます

・今回も中学生の参加者たち

参加者リスト

※他に書き残したいことがある方は掲示板・コメント等で田口に連絡ください