田口ノート-精神編-

今回は精神編です。伝えたいのは以下の3点です。

  1. 心身一体
  2. 運動でグリットを鍛える
  3. 一点集中

まず、1.「心身一体」。これはつまり身体の健康は心の健康にも影響するし、逆もまた然りということです。

ということで以下の田口の過去投稿のリンクです。精神の充実にはまず肉体の充実が欠かせません。

食事その1
食事その2
呼吸編
姿勢編
睡眠編

改めて読み返してみると、当時の田口は食事に関して理解が浅かったです。同じ炭水化物でも食物繊維と糖質は別物という考えはまだなかったようです。

それはさておき、身体の充実は精神の充実にもつながり、新しいことへの挑戦心だったり、ポジティブな気持ちだったりが生まれてきます(*^○^*)

田口は今年に入ってからライフスタイルを大幅に改善しました。その一例として食事が挙げられます。


図1:田口のある日の昼食

2月に入ってから料理を始めました。といってもただ食べ物茹でてるだけですが。画像の状態からさらにエキストラバージンオリーブオイル、ターメリック、こしょうをかけて食べます。味の方ですが、野球のダルビッシュ投手はこんな名言を残しています。

尊敬です。料理への意欲を失わずに済んでいるのもダルビッシュ投手のおかげと言っても過言ではありません。

次に「運動によってグリットを鍛える」。まずグリットとはなんだ、という話ですがグリットとは「非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる気質」です。いわゆる学校の読み書き計算で鍛えるような能力を認知能力というのに対して、グリットのような精神的な部分の能力を非認知能力といいます。この非認知能力の高さと生涯年収には大きな相関があるそうです。

小さい頃習い事をしてた子どもは生涯年収が高いのは習い事によってグリットが鍛えられたからだ、という研究結果があります。一つのことに一生懸命打ち込むという過程が精神に良い影響をもたらすそうです。

また、目標への達成度を記録し、自分で管理することも自制心の向上につながるそうです。これを忠実に実行しているのが箱根駅伝でもすっかり常勝軍団となった青山大学で、原晋監督は練習を見ないことも多いのですが、自分たちで練習量を管理させ、達成度を見られるようにすることで豊富な練習量を意欲的にこなすことができています。

「青山大学の陸上部っていったらそりゃスポーツ推薦で入ったような人たちだし…」とイチャモンつける人もいるかもしれませんが、全国小学生ドッジボール大会の優勝チームも監督は普段練習を見ないそうです。小学生でもできるということはつまり、誰でも自己管理はできるということだと思いませんか?

図2:田口の運動量メモ(文字小さくてすみません)

ということで田口も運動量をメモることにしました。現状はかなり運動量は少ないな、ということを実感します。もう少し運動量を増やしたいところです。

最後に3.「一点集中」ですが、例えば勉強しながらゲームをするとか、バドミントンの練習中にスマホをいじる、といういわゆる「ながら作業」はしない方が良いということです。

ながら作業の方が効率が良いじゃん、と思う人もいるとは思いますが一点集中した方が結果的に効率が良いという科学的根拠があるそうです。ながら作業では実際は素早くタスクを切り替えているだけなのでより深い集中力の妨げになり、脳も疲弊するそうです。

ただし、聞き慣れた音楽を聞きながら勉強する、といった片方の行動が集中力を要しないものであれば構わないそうです。とにかく大事なのは一度に一つのことしか集中しないことです。

・・・ということで、4回に渡り続いた田口ノートも一旦お開きです。いかがでしたでしょうか。「俺は上手いラーメンを食べ歩くことが生きがいなんだ!炭水化物制限なんかしてられるか」「仕事が夜勤だから朝型の生活にはできないし、今の仕事を変えたくない!」といった方もいるかもしれません。それはそれで良いと思います。ただ、田口みたいに食事や生活習慣は目的ではなく他の目標のための手段と考える人に対して、科学的にはこうするのが良いらしいよ、というのをもっと色んな人に知ってほしいなという気持ちが強くなったので今回こうして書きました。

また何か伝えたいことができたら田口の部屋に書きますので、その時はどうぞよろしくお願いします。

 

参考文献:
マイク・ダウ 坂東智子訳「脳が冴える最高の習慣術」

ジョン・J・レイティ 野中香方子「脳を鍛えるには運動しかない!」

中室牧子「学力の経済学」

デボラ・ザック 栗木さつき訳「SINGLE TASK 一点集中術」

岸見一郎「アドラー心理学入門」

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