依存の話

前回のネットのスレの話がいい例ですが、別にネットのスレを見るのが好きというわけでもないのについ見てしまったり、体に悪いと思っているのにジャンキーな食生活を送ってしまう、といった経験は誰しも経験があるんじゃないかと思います。

画像1:まとめスレ見るくらいならkindleで本読めの図

人間の脳では「好き」と「欲しい」は別物らしいです。今回の田口のまとめスレの例で言えば、まとめスレを見るのが「好き」なわけではない(時間の無駄だという自覚はあった)のについ「見たい」を思わされていたわけです。

この感覚こそまさに依存だと思われます。要は「好き」じゃないのに「欲しい」状態で、この状態になると依存症の黄色信号なので控えた方が良さそうです。

現代社会では飲食にしても娯楽にしても人の依存を利用したビジネスが横行しています。下にいくつかの文献と田口の主観に基づく依存度表を載せます。

画像2:やや田口の主観も入った依存度表

依存度の低いものから解説すると、運動や仕事でも快感を感じて依存するケースはあるみたいです。無理しない程度にしましょう。

人間は基本的に報酬を得たときに快感を得るそうなのですが、ゲームにおいてはそれはゲーム内でのトロフィーであったりメダルであったりすることもしばしばです。また、昔のマリオやテトリスのように徐々に難しくなっていくゲームを攻略する達成感が報酬であることもあります。しかしそれでも人間はそんなものでも報酬であると思ってしまうのだから困ったものです。
SNSも自己承認欲求が満たされることによって依存するケースが多いそうです。

ギャンブルはゲームと違って報酬は金なうえに、パチスロの大音量と映像による演出によって当たったときの快感を増大させたりもしているので普通のゲームよりは依存度は高そうです。

ただギャンブル以下の依存度であれば多くの場合、1年以内で独力でも辞めることができるそうです。

食事に関しては予てより田口の部屋に散々書いてきたので割愛しますが、現在全世界で20億人が肥満であり、飢餓で苦しんでるのが7億人くらい(?)らしく、また欧米では肥満が原因で平均寿命が右肩下がりになっているので深刻な問題みたいです。

性に関してですが、少なくとも男性においては依存することによって睡眠の質が低下するのは間違いなさそうです。その他の健康への悪影響を指摘している文献(例:ブリズナートレーニングでは筋肉のためには控えたほうが良いと言ってる)もありましたがエビデンスがみつからないので割愛します(性依存に関するちゃんとした文献のなんと少ないことか。誰かいい本あったら教えて下さい)。

最後に薬物です。言わずもがな避けるべきです。基本的に依存症になったら意志の力ではどうしようもありません。また、アルコールは意志力を奪うから自己実現のための目標達成の障害になる、と主張している教授もいます。

画像3:田口のお気に入りのダルビッシュの名言

一見するとこのダルビッシュみたいに、目標のために禁欲的な人は何が楽しくて生きてるんだ、みたいな言われ方をされることが多い気がしますが、数年単位の長期的なスパンで目標を達成しようとする人の方が幸福度は高いそうです。

安易な快感で時間を潰さず、自分の本当に好きなこと成し遂げたいことに時間を使いたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください