参考資料:http://www.kumpoo-sports.co.jp/z_column/gut.html
私も高校の部活を引退し、OBになってから早幾年。
数多くの後輩が海城バド部を巣立っていったことを思うと、感慨深いものがある。
今後、当ブログでは高校生に伝えておきたいバドミントンの知識について数回に分けて話をしようと思う。今回はガットのテンション編だ。
高校生にガットのテンションを聞くと20台中盤という返答を得ることが多い。私自身、高校生の頃は闇雲にガットを固く張って上級者になった気分を味わっていたので、固く張りたくなる心理は痛いほど分かる。
が、冒頭に上げた参考資料にもあるようにガットのテンションを高くすることには多くの弊害を伴う。個人的には怪我しやすくなるというのが最大の弊害だと思う。実際、高校生の頃、私は肩の痛みに悩まされることが多く整骨院に通うことが多かった。
私見だが、今年の合宿で海城のレギュラーと打って、スマッシュレシーブがコート奥まで安定して返せる部員がほぼいなかった事を考えると、今の現役高校生はガットのテンションを落とすメリットの方が多いと思われる。どうしてもテンション下げたくなかったら、しっかりと筋トレして固いガットにも対応できる体を作る必要がある。
当ブログで、スイングスピードの具体的な速度と適正テンションを物理的に考えたかったものの、どうにも考えがまとまらず断念してしまった。
是非、高校生諸君にはその叡智を活かし、スイングスピードと適正テンションの相関について調べて欲しいと期待している。