新年あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします!
床波の部屋では新年の挨拶をしていて、自分もそれに続こうかと思ったものの本投稿を書き始めていたので、新年早々beatmaniaの投稿が2017年の第1弾の投稿になります。なんかすみません。
beatmaniaⅡDXでは段位認定モードというものがあり、それにクリアすると段位が与えられる。
将棋では四段を持っているので、beatmaniaでも五段を取って「もう将棋よりbeatmaniaの方が段位が上になったわー」と言えるように頑張ろうと思い至ってしまった結果、現在ではSP五段DP1級となり、SPでは無事(?)将棋の段位を上回ることができた!(一応補足として、当然だが将棋四段の方が遥かに難易度は高い)
いきなりSPやらDPやら謎のワードが出てきてしまったが、説明すると、SPというのはシングルプレイの略で7個の鍵盤と1枚のターンディスクでプレイする一般的なモードだ。一方、DPというのはダブルプレイの略で2P用の鍵盤やターンディスクも使用する、つまり14個の鍵盤と2枚のターンディスクも使用するモードだ。今後はDPでも将棋の段位を超えられるよう練習したい。
とはいえ、ゲーセンに行くと大抵自分より上手いプレーヤーばかりで、まだまだ初心者であることを痛感させられるわけだが、ここまで自分の上達の過程を書くことで、beatmaniaでの更なる成長は勿論、他分野での成長プロセスに応用できるための糧にできればと思う。
まずbeatmaniaを始めた際、このゲームに求められる能力とは何か、ということを考えたときに以下の4つが挙げられると思った。
- 見えない位置にある鍵盤を押すための空間認識能力
- リズムよく鍵盤を叩くためのリズム感
- 思い通りに指を動かすための運指能力
- 大量の音符を識別するための情報処理能力
このうち、1の空間認識能力についてはbeatmaniaの筐体に触ることで感覚的に覚えていくしかなさそうなので、特別なことはしなかった。
2のリズム感に関しては、当団体のメンバーのピアノ経験者にリズム感を向上するために行った練習法を聞いてみたところ、メトロノームを使ってそのリズムに合わせて指を動かすトレーニングをしたという回答が返ってきて、とてもじゃないが真似できないと思い、特別な練習は行わないことにした。
ただ、beatmaniaⅡDXのサントラは毎日のように聞いている。いざゲーセンでプレイするときにはその曲がどんな曲か知っておくことは有効だ。
3の運指能力の向上に関しては、まずyoutubeに上がっているトッププレイヤーの動画を見て分析するところから始めた。
これはbeatmaniaだけでなくバドミントンでも将棋でもどの分野にも共通することだが、上手い人の技を盗むのが上達の一番の近道だ。
しかし、当然だがトッププレイヤーと同じような運指をしようとしてもできない箇所が出てくる。どうしても再現できない運指についての打開策を教えてもらうために当団体のピアノ経験者数人に質問をした(具体的には小指と薬指のトリルについて)。自分にできない運指はアマチュアレベルでは再現できないような高難度のものなのか、それともある程度のピアノ経験者なら再現できるレベルのものなのかが知りたかったからだ。
質問の結果、田口の疑問に思っていた運指はアマチュアでも再現できるレベルのものという回答を得たので、普段から音楽を聞く際は指を動かす(特に小指と薬指)よう心がけるようになった。
4の情報処理能力についてだが、視野の変えることによって情報処理能力が大きく変わるということを経験した。下の図1,図2を見てもらいたい。
図1:初段程度の頃の田口の視野
図2:現在の田口の視野
黄枠で囲った部分が田口の視野である。習熟度の低い段階では、音符を線で重なったところで押そうという一心で線のあたりを見てしまっている。が、あるときふと視野をあげて線よりも視点を大分上の部分を広く見るようにしてみたところ、沢山の音符を同時に認識できるようになり、クリアできる曲の難易度が上がった。
個人的には大発見だったのだが、どうやらピアノ経験者には当たり前のことで、ピアノを引く際、実際に弾いてる部分よりも先の楽譜を視認しているのと同じことがbeatmaniaでもできるようになっただけの話だった。
・・・以上が現在までの田口のbeatmaniaの上達過程のまとめである。最後に現在自身の考える課題とそれに対する現在の取り組みについて書いて本投稿を締める。
課題1:DPの際に間違った鍵盤を押すことが多い(空間認識能力不足)
取り組み:空間認識能力を意識しながらプレイする。(漫然とプレイするより鍵盤の位置を頭の中でイメージする方が良い気がする)
課題2:押す鍵盤の量が増えてきたため押した鍵盤の音が認識できない(音の情報処理能力不足)
取り組み:普段音楽を聞く際に色んな音を意識する習慣づけをする
課題3:DPでの左手の運指が上手くいかない(運指能力不足)
取り組み:今まで右手の指ばかり動かしてきたが、左手の指でもリズムよく動かす習慣づけをする