年末年始の連休はひたすら趣味に時間を割いていました。こんな時間がいつまでも続けば幸せだというのに…
ということで今回は将棋の話をします。
まずは田口の将棋の近況について
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10/29の投稿 でアップしたexcelシートの最新版です。
10月の段階では角換わりで居玉のまま桂を4五に跳ねていたのですが、流石にそれでは成立しないということがわかり、せっかく書いた数百手が無駄になる、という悲しい事態を乗り越えてここまで辿りつきました。
一番充実しているのは後手横歩のシートですが、なかなか想定局面に持ち込めず、勝率の底上げに貢献してくれてはいません。
むしろ角換わりや先手横歩の方が研究量は遥かに少ないですが、勝率の上昇に貢献してくれています。
ただ、内容に関しては角換わりと先手横歩では異なっています。
角換わりのシートを作ったのは、もともと竜王戦第1局を見てから先手を持って勝つためにはどうすれば良かったのかをソフトと調べ始めたのがきっかけした。似たような仕掛けは現在プロ間でも非常によく指されている形なので、アマチュア間にも広がりを見せています。今のところ同じ棋力のプレーヤー相手ならば研究量で勝てているので角換わりの勝率の上昇につながっています。
一方、先手横歩は横歩を取らずに▲5八玉という電王戦第1局のPonanzaのパクリの手を採用しており、自分以外のプレーヤーがあまり使わない手なので、24で三段や四段のプレーヤー相手でも30手満たずに作戦勝ちということもしばしばあります。要はわからん殺しです。
2つの戦法での勝った時を比較したときに、角換わりでは相手もそれなりの手を指している中でそれを上回る手を指して勝つことが出来るのでやはり気分が良いです。一方、先手横歩では相手が早々に悪手を指してくれて、そのリードを保てば勝てる、という内容なので釈然としない感じはあります。ただ、真っ向勝負で横歩を取って4五角急戦や相横歩のような奇襲戦法に負けるのは尚更癪なので▲5八玉を指しているという状況です。
この間従兄弟と指したときに教えてもらった、横歩取り青野流▲6八玉型が面白そうなので指してみたいのですが、奇襲戦法の対策を覚えるのがかったるいのでしょうがないですね。
・・・対抗形に関してはもう諦めています。横歩取りや角換わりに比べて研究する気が沸かないのが問題です。振飛車党の有段者の方で一緒にソフトで研究してくれる方いませんか?
近況についてはひとしきり語ったので最後に今年の将棋についての抱負です。
1日に10局以上指さない
ということです。藤井九段が自身の上達法について「自分より少し弱い相手と指すのが一番勉強になる」「負けた将棋より勝った将棋で反省した方が良い」「実戦の指し過ぎに注意」ということを昨年末におっしゃっていたので、今年は私もそれに倣おうと思います。
なるほど。勝ち癖もつくし反省もできて良いね。